殺生丸×神楽
- 天空のさやぎ
- 上空から彼の気配を探した。上空に彼女の気配を感じた。
- 月光
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月夜、傷を負った神楽の前に現れた殺生丸。
※16歳未満の方は閲覧禁止 - 椿 (お題)
- 己の心を支配するそれは凛として儚い。椿の花はあの女に似ていた。
- 徒花
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風と化したあの女との、たった一度の関係。
※16歳未満の方は閲覧禁止 - 無音の言霊
- 神楽が陣取る樹の下で休息する殺生丸。二人の無音のやり取り。
- よこしまな約束
- 崩れた崖の下、岩の間に閉じ込められた二人の秘め事。
- 流星奇譚
- 誘うでも誘われるでもなく、一緒に星の群れを見る。そんな逢瀬。
- 風の花びら
- 風花が舞う中、眠っていた神楽に殺生丸が残したもの。
- 我が神を殺す (お題)
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お題「狂気の恋」。求め合う二人は、互いにそれが恋だと気づかない。
※16歳未満の方は閲覧禁止 - 散る花を探して
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神楽が風になって数年。亡き女を偲ぶ殺生丸。
【注:りんの同村の若者への嫁入り設定あり】
殺生丸と神楽はすれ違いの恋という印象が強いです。
以前にも書きましたが、神楽の生前は神→殺、神楽の死後は、殺→神な感じで。
体だけの関係、もしくは体から始まる関係でもいいですし、その一方で、淡いほのぼのな二人も好きです。
ビジュアルも華やかで美しいですね。
今後も長く生きるだろう殺生丸は変わらず淡々としながらも、折りに触れ風を感じ、神楽の存在と彼女への感情に想いを馳せるのだろうと思います。
なんとなく『薔薇の名前』を思い出しました。
あの映画のラストの余韻と似てる。
「初めより薔薇はその名とともにあり、されど残るはその名のみ」というラテン語の諺があるそうです。
(この邦訳は、松本侑子さんの「赤毛のアン」の訳注によるもの)
二人の恋はその諺のような余韻を感じます。